伊豆大島の人骨　死体遺棄で男逮捕　直前に取材応じ「連絡したけどつながらない」【もっと知りたい！】【グッド！モーニング】(2025年1月25日)ANNnewsCH

■被害者の“彼氏”が…

柳瀬宗達容疑者（45）　逮捕前の音声 去年11月
「うん、一緒だと思う。一緒だねほくろが」
「やっぱり、ほくろ」

　記者の問いかけに答える声の主は、柳瀬容疑者。逮捕前、記者から亡くなった女性の画像を見せられると、次のように話していました。

柳瀬容疑者
「いろんなところに友達がいて、みんな心配しているみたいで、俺も連絡したけどつながらないから。携帯もすぐなくすし、連絡最初つながらない時は、いつも通り、みんなもいつものことだろうと思った。友達が出したらしい、捜索願か」
「（Q.その友達をご存じですか？）知らない。沖縄に俺は行ったと思っていたから。韓国も行くって言ってたから。いろんなとこ、行くって言うから。だからどこに本当にいるのか分かんないんだよね」

　「女性の行方は分からない」と話していた柳瀬容疑者。しかしそれからおよそ2カ月、24日に女性の遺体を損壊し、遺棄した疑いで逮捕されました。

　事件は去年10月、伊豆大島の海岸で人の骨の一部が見つかったことで発覚します。警視庁がDNA鑑定などを行った結果、去年9月から行方不明になっていた高瀬静香さん（当時37）と特定されました。

高瀬さんを知る人
「お酒を飲むとにぎやかで、ワイワイやっていた。周りをワッとさせるような子で、ちょっと気の強い子で」
「結構さっぱりした感じの。でも、いい子でした。いろんな話をしたけど、彼氏の話とかもよく聞いていた」

　知人が話す「彼氏」というのが、柳瀬容疑者です。

柳瀬容疑者の知人
「（柳瀬容疑者は）すごい人の面倒を見る。女の子に対しても優しいし、本当なのかなって感じだよね」
「優しい男なので、ちょっと信じがたい。信じがたいというか、信じられない。間違いじゃないかなと思ってる」

■逮捕前「この島で話すとうわさになる」

　交際関係にあった2人に、何があったのでしょうか？

　観光地に住み込みで働くリゾートバイトをしながら、各地を巡っていた高瀬さん。伊豆大島には2019年に訪れ、その翌年、柳瀬容疑者と出会ったとみられます。

　一方柳瀬容疑者は妻子がいますが、実家の畳店を切り盛りするため単身赴任で伊豆大島に住んでいました。

　知人によりますと、柳瀬容疑者は交際を巡って高瀬さんとの間でトラブルになっていたといいます。逮捕前の取材でも柳瀬容疑者は高瀬さんとトラブルがあったことを認めていました。

柳瀬容疑者　逮捕前音声 去年11月
「（Q.（高瀬さんと）結構親しかった？）うん、親しかった」
「（Q.（高瀬さんと）誰かが警察沙汰になったっと…）俺」
「（Q.差し支えなければ？（何があったか））いや、言いたくないな。そういうのこの島で話すとうわさになって嫌なんだ。だから俺も、君と話してるのを誰かに見られるのが嫌だし。あんま変な話、聞き込みするのはいいんだけど、うわさになるのが早いから」

　24日にヘリで都心へ移送された柳瀬容疑者。取り調べに対し「間違いありません」と容疑を認めています。

　警視庁は高瀬さんが亡くなった経緯も知っているとみて詳しく調べています。

（「グッド！モーニング」2025年1月25日放送分より）
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