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■畑が一面変色 キャベツは手のひらサイズ
先週から今週にかけて列島を襲った今季最強寒波。価格高騰が続くキャベツに追い打ちをかけています。
鈴木農園
鈴木弘晃さん
「こちらはキャベツ畑」
「(Q.色が違うと思うんですけど?)結構赤くなっちゃってて。もう寒さとか寒波の影響ですよね」
茨城県のキャベツ農家を訪ねると、本来一面青々としているはずのキャベツ畑は赤茶色に変色していました。
鈴木さん
「赤い葉っぱから黄色になっちゃったりとかで、最後には白くなって枯れちゃうっていうような現象も起きている」
寒さによるストレスで葉が変色し、そこに追い打ちをかける今季最強の寒波が襲来。古河市では8日連続で氷点下が続き、葉が凍り最後には枯れてしまいました。
さらに、生育にもこの寒さが影響。
鈴木さん
「通常ですと僕の右手ですかね。このくらいのキャベツにはなっているんですけど。今ですと、こんな感じで。ゴルフボールぐらいって言うんですかね。今年結構(大きさ)ばらついちゃっていて」
「(Q.今のこの大きさから、(通常の)こちらの大きさになる?)ちょっと厳しいと思います。寒波が強くてキャベツが成長しきらない」
本来のキャベツとは程遠い手のひらサイズ。これ以上大きくならないといいます。
収穫するときは1キロ以上にもなるキャベツですが、成長できず中には60グラムしかないキャベツも。
鈴木さん
「ここまでばらつくっていうのはなかなかないですよね。本来でしたらキャベツ全部を一気に刈り取る。今年に関しては段ボールを1個ずつ持ってって、おっきいやつを選んで切ってるっていうような状況なんで。作業も倍ぐらい時間かかっちゃっている」
この時期なら一日の収穫がおよそ300ケースになりトラックの荷台が埋まるはずでしたが、今年は半分以下の収穫に。
鈴木さん
「これだけ寒さが強いと大きさもバラバラになっちゃうし、収穫なんかも遅れてきちゃったりするので本当に寒波は勘弁していただきたいな」
■「1年の寒暖差が40℃」で大打撃の農園
キャベツの価格安定に期待のかかる春キャベツにも異変が出ています。東京・立川市にある畑では…。
カラフル野菜の小山農園
小山三佐男代表
「(Q.葉の色が変わっちゃってますね?)この辺は菌核病(きんかくびょう)で黒い斑点があります」
葉の色がくすみ、枯れているように見える春キャベツ。茎の一部に黒い斑点があるのが分かります。これを放置すると茎全体に黒い変色が進むといいます。その原因は、カビの一種がキャベツに寄生して腐ってしまう菌核病という病気。
小山代表
「凍ってる部分が溶けちゃったりすると、そこだけやっぱカビるので。どうしても病気が出やすくなります。これから最盛期迎えるんですけれども、このような病気が入ってしまうと1個から10個、10個から20個、すごいスピードで広がっちゃう。早めに取っちゃう(収獲)か、処分するしかない」
寒波による野菜の異変は、キャベツだけではありません。
小山代表
「(Q.これはブロッコリーですか?)これカリフラワーなんです」
本来なら白く輝くはずのカリフラワーは、その面影もなく、真っ黒に。
小山代表
「氷点下によって凍ってしまって昼間溶けてを繰り返すと、このような真っ黒に。腐食している状態です」
立川市周辺では9日連続の氷点下を記録。凍っては溶けるを繰り返し、この1週間でカリフラワーは一気に黒く腐ってしまったといいます。
小山代表
「全部カリフラワー畑だったんですけれども、もう腐食したんで(廃棄のため)全部トラクターで耕運した」
その損害はすでに40万円近くになっているといいます。
小山代表
「氷点下マイナス2℃とか味わったことないので、初めての経験でしたね」
去年の夏、異常な暑さの影響で成長しすぎたレタスタワーができたり、ニンジンが大量にひび割れてしまったりと、気候による影響を受け続けたこの農園。今度は寒さで大打撃を受けました。
小山さん
「1年を通して氷点下から夏は40℃になる。1年の寒暖差が40℃、農業始めて経験したことない。困っています」
■白菜も「例年の半分」のサイズに
寒波の影響は価格高騰の続く“あの野菜”にも出ています。白菜の出荷量・日本一を誇る茨城県の畑を訪ねると。
常総井上農園 井上真晴さん
「朝氷点下まで冷え込むので、白菜がカチカチに凍ってます」
「(Q.硬い。いつもの白菜の柔らかさが全然ないですね?)白菜の葉っぱがパリパリに」
あまりの寒さで白菜も凍ってしまいました。この影響で…。
井上さん
「外側の葉っぱはこのように枯れてしまいます」
「(Q.なんでこうなっちゃう?)凍って、日中は溶けて。次の日も凍って溶けて。これを繰り返しますと、白菜の葉っぱの細胞がどうしても壊れてしまいます。それでこのように枯れますね」
この日、周辺地域では最低気温マイナス4.6℃を観測。例年よりも厳しい冷え込みが続いていました。
井上さん
「この畑一面の中でほぼ9割ぐらいはこのような(枯れている)形になっている」
「寒さよけのために外側の葉っぱを立ち上げて縛ることによって、外側の葉っぱでコートの役割を果たして、中の白菜が傷むのを防ぐ役割があります」
寒波から白菜を守るため、1つ1つ手作業で外側の葉っぱを立ち上げては、ひもで縛る作業を行います。手間をかけ対策を講じているものの、傷んで枯れてしまった葉の部分を切り取るとサイズは例年の半分ほどに。
井上さん
「ちょっと切ってみましょうか。中まで低温の影響を受けますので、こういったところも除去しないといけないと、結構な割合で葉っぱがなくなっちゃうんですよ。これくらいまで小さくなります」
■中は空洞化…「本来の重さに満たない白菜」
井上さん
「さらにはですね。ちょっと半分に割ってみますね。中に空間ができちゃっていてですね」
昨シーズンのものと比較するとその差は歴然。中は空洞化し、スカスカな状態になっています。その原因が…。
井上さん
「生育過程の(去年)10・11・12月が例年より雨が少なく土が乾いてしまった」
去年の秋から冬の雨不足で、生育不良が起きているといいます。中身はスカスカ、さらに寒波の影響で外側からも大ダメージをうけた白菜。
井上さん
「例年だと約4キロ超える白菜が多く存在するんですが、ちょっと測ってみますね」
「(Q.2キロないですね)カット工場や漬物工場に納品している農家としましては、重さで販売している分だけ、本来の重さに満たない白菜ですので。より多く出荷しないといけないので、経営的には厳しい年ではあります」
■鳥取の特産品も「出荷ができなくなる」
7日に37センチの降雪を記録した鳥取県大山町でも街の特産品が被害を受けました。
今まさに出荷の時期を迎える白ネギ約250万本が、寒波による風雪で葉が折れてしまう事態に。1カ月ほど収穫を遅らせ、回復を待つといいますが…。
(株)D’sプランニング
逢坂崇代表取締役
「ネギ坊主と言ってネギが花咲くような状態になってしまって。花がついてしまうと出荷ができなくなる。1カ月遅れると破棄する商品はどんどんどんどん増えていくので、今そこが一番心配してます」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年2月12日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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