人質3人が約1年3カ月ぶり解放　イスラエルとハマスの停戦　3時間遅れて発効【ワイド！スクランブル】(2025年1月20日) -芸能ニュース/炎上まとめ

■停戦「第1段階」始まり　ハマスが人質3人を解放

　ハマスによって捕らえられていた、イスラエルの人質女性3人が19日に解放された。

　イスラエルとハマスによる停戦は3段階からなり、今回の合意は「第1段階」として6週間の停戦を実施する。この期間では、ハマス側から合わせて33人が解放される。

　そしてロイター通信によると、イスラエルは20日に刑務所に収監していたパレスチナ人の女性や子ども90人を釈放したという。

　今回の停戦を巡っては、日本時間の19日午後3時半から発効される予定だったが行われなかった。

イスラエル　ハガリ報道官
「義務を果たさない限り停戦を発効しない。軍は作戦を継続する」

　イスラエルのハガリ報道官は、ハマスが解放する人質のリストを提出しなかったことなどを理由に、ガザ地区での攻撃を続けたと発表した。

　一方、ハマスはリストの提出が遅れたことについて「技術的な問題があった」と主張した。

　そして、遅れることおよそ3時間後。人質のリストを受け取ったとして日本時間の19日午後6時15分に停戦が発効された。

■停戦「第2段階」に向け　不穏なイスラエルの動き

　ただ、イスラエルのネタニヤフ首相は今後の「第2段階」の停戦合意について次のように述べた。

ネタニヤフ首相
「必要であればアメリカの支援のもと、戦闘を再開する権限を持っている」

　ハマスとの協議が決裂すれば、アメリカのトランプ次期大統領から戦闘再開は可能だとする保証を得ていると主張している。

　また、今回の停戦を受け、パレスチナに対して強硬姿勢を示すイスラエルの極右政党「ユダヤの力」はネタニヤフ政権を離脱したと発表するなど、イスラエル国内の政治情勢は予断を許さない状況が続いている。

（「大下容子ワイド！スクランブル」2025年1月20日放送分より）
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