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まとめアンテナサイトと提携してます。患者団体「立ち止まって」同じ治療で“2倍以上”負担も…『高額療養費』見直し詳細は【報道ステーション】(2025年2月26日) 炎上リサーチは芸能、事件、スポーツ、ネット全般の最新情報を24時間更新を続けるまとめサイトです。
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26日夕方、厚生労働省で患者団体が緊急の会見を開きました。
全国がん患者団体連合会 天野慎介理事長
「昨日、自民・公明・維新の3党による予算合意の報道があってから、多くの方々や団体からメッセージを寄せられている状況を鑑みて、改めて命のためにいったん立ち止まっていただきたい。このことを重ねて申し上げます」
求めているのは、高額療養費制度の負担上限額の引き上げを全面的に凍結すること。26日の国会でも大きな議論となりました。
立憲民主党 岡本章子衆院議員
「例えば年収650万円の方だったら13万8000円までは自己負担で負担をしなければと思うが、その方々(多数回該当の対象患者)は13万8600円を負担せずに今の4万4400円のままで今後も治療が続く間はよいのか?」
質問の趣旨はこうです。負担額を一定に抑える高額療養費制度には、直近12カ月以内に制度を3回利用すると4回目以降の額が下がる『多数回該当』という仕組みがあります。質問のなかで例として挙がった年収650万円の患者の場合、その額は4万4400円です。
一方で政府は、今年8月から段階的に自己負担額の上限を引き上げる方針のため、新たな上限に届かない患者は全額を自己負担することになるのではないか。こうした懸念が患者団体などから上がっていました。
対する厚生労働省の答弁です。
厚生労働省 鹿沼均保険局長
「その点が今回の修正案のポイントの一つ。制度改正後に自己負担限度額が上がる方でも、その方が過去12カ月に3回以上、高額療養費の対象になっていれば、その方は多数回該当にあたるので、650万円の収入の方であっても多数回該当になる場合は4万4000円が(上限に)適用される」
すでに多数回該当の対象になっている患者の自己負担額の上限は4万4400円。厚生労働省の説明では、この額が制度の対象となるかの基準です。つまり、医療費が4万4400円を超えていれば「全額を自己負担する」ようなことにはならないといいます。
立憲民主党 岡本章子衆院議員
「今後も多数回該当にずっと治療が続く間はなる、多数回該当の4万4000円の支払いで収まるということか?」
厚生労働省 鹿沼均保険局長
「4万4000円を超えていれば高額療養費の対象になるので、その運用は制度改正後ずっと続く」
ただし、それはあくまで制度が変わる前に多数回該当となっている患者に限られます。
立憲民主党 岡本章子衆院議員
「同じ収入、同じ治療で10万円払う方と4万4400円の方、2種類存在することになるか」
厚生労働省 鹿沼均保険局長
「新たに対象になる方については仰られた通り」
自己負担額が引き上げられた後に病気にかかり、毎月の治療費として10万円程度生じた場合、高額療養費制度は使えず、当然、多数回該当ともなりません。結果、同じような年収で同じような治療費だったとしても、自己負担額に2倍以上の差がつくことになります。
患者団体からはこんな声も上がっています。
全国がん患者団体連合会 轟浩美理事
「現在4万4400円で多数回該当で続いている方も、引き上げられた後、4万4400円が続くとしていたが、もしその方々が職場が変わり、保険が変わった場合にはまたゼロからカウント。長い間、治療をしていて、一時的にこの治療がなくても維持できるというところで治療を一時やめる。その後、治療が必要となったらまた一からやり直し。一生それが保障されていないことをひとつ申し添えたいと思う」
何らかの理由で一度、多数回該当から外れると、引き上げ後の自己負担額が今後の基準となります。そのため、再発して同じ様な治療を受けたとしても、負担額は増加する可能性が指摘されています。
患者団体からは、これまでの厚生労働省の説明の在り方にも疑問の声が上がっています。
全国がん患者団体連合会 天野慎介理事長
「正直なところ、今日国会で厚労大臣の答弁を伺って、私もようやく詳しいところを理解した。特に多数回該当の方々は負担が極めて大きいので、今まで国会審議を固唾をのんで見守っていた方が多いと思うが、心配されていた方々に対して、厚労省としていち早く負担が軽減されるということを説明してほしかった」
国会内では自民・公明・立憲の3党の政調会長が協議。立憲民主党は引き上げの全面凍結を強く求めました。しかし、財政的な理由などから与党側と折り合わず、協議は27日以降に持ち越されることになりました。
公明党 岡本三成政調会長
「予算に関しては維新が賛成の見込みがついた。それでよしとは私どもは全く思っておりません。国民民主党・立憲民主党・他の野党にも賛成していただけるよう、最後の最後まで調整を進めていきたい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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